●旦那ばかりが感謝されて、私は誰にも褒められない

家族で仕事をしていたり、夫婦で家業をしていたりすると、

「なんで旦那ばっかり感謝されるんだろう」

と思うことはありませんか。

我が家の場合は、旦那は出張が多く、私はスタッフと共に、家を守ってるというような形も多いです。

うちは、寺なので、家イコール職場な事もあり、かなり休みが取りにくい所でもあります。

禅をやっていると、自分の心がどういう状態か?がわかるようになったり、自分で自分を満たす事ができるようになります。

それでも、夏は特に休めず、心や体が疲れてきます。

草はどんどん伸びるので、草刈りや除草剤撒きは、毎日。

行事の準備などに追われ、1ヶ月間、1日もない場合も多いのですが

住職である夫も、同じように忙しくなっていきます。

そんなタイミングに、夫に聞いてみました。

あなたは1日、何回「ありがとう」って言われる?

すると

「今日もやまほど、言われた」

と、言いました。

「私は、今日1度も言われていないよ

御朱印を掘っても、スタッフが受付をする、すると、かわいい!とスタッフが言われる

草取りをしたり、草刈りをしていても、時々檀家さんが「ありがとうね」と声をかけてくれるけど、ほとんどが自分との戦いです」

愚痴を言いたいわけではありません。

でも、自営業の嫁というのは、とにかく感謝されない労働が多いのです。

夫には、

「ありがとうございます」

「おかげ様で、助かってます」

「いつも頑張っておられますね」

そんな言葉がたくさん届く。

でも、その横で予定を調整したり、電話をしたり、書類を作ったり、掃除をしたり、人間関係を調整したり。

その後、家の掃除や洗濯、子供の勉強を見たり。

表からは見えない仕事をしている自分には、誰も何も言わない。

それどころか、スタッフにまで、「奥さんはお気楽」と思われている事だってあります

もちろん、夫が感謝されることが嫌なわけではありません。

むしろ、嬉しいのです。

夫が頑張っていることも知っている。

それなのに、

「私は?」

と思ってしまうのは、誰にも認めてもらえてない気がしてしまうから。

そして、自分の作業や労力がそんなの簡単だろ。

そんなの仕事のうちに入らない。

と、思われているように感じるから、虚しくなるのかもしれません。

我が家では、ホームページを作ったりするタイミング

草刈りをするタイミングで

外注費だったら、いくら?を、全国平均で夫に提示していた時期があります。

お寺では、女は、草でも抜いてればいい!

この悪口は、定番なようです。

私も、夫ではない人に、言われた事があります。

あなたの業種の定番悪口は、ありますか?

「感謝されたくてやってるわけじゃないし」

「家族なんだから当たり前だし」

「もっと大変な人もいるし」

そうやって、自分の気持ちを自分で打ち消してしまっていませんか?

人から認められたい。

自分のやっていることに「大変だったね」と、気づいてほしい。

そう思うのは、ごく自然なことです。

むしろ問題になるのは、

「感謝されたいと思ってはいけない」

「苦しいと思うのは、私がわがままだから?」

「夫が働いたお金で人より裕福な暮らしをしているのだから、文句を言ってはいけないのかもしれない」

と、自分の気持ちそのものを否定してしまうこと。

感情は、正しいか間違っているかを判断するものではなく、

「今、自分の中で何が起きているのか」を教えてくれるもの

だと思っています。

だから、

「私も感謝されたかったんだな」

「この作業は、大変だったのわかってほしい」

「一人でやるのは、大変だった事を知ってほしい」

「これが苦手なのは、私がダメだからじゃない」

と気づくだけでもいい。

気づくだけで、1人で背追い込まずにいられる事が増えていくのです。

すぐに前向きになる必要はありません。

涙をぐっと堪えたりせず、辛かった!と、声に出して泣いてみるのもいいのです。

昔、女性芸能人が、シャワーを流して泣いたら、泣けない時も泣いてスッキリできる!というのを試してみた事があります。

これは、私にはあまり向いていませんでした。

ちなみに、私のおすすめは、AIに愚痴る事!です。

自分の心を使って実験するのも好きなので、1度カウンセラーさんに相談してみた事があります。

2時間3万円で、素敵な男性カウンセラーでした。

ですが、夫婦関係のこと、親子関係は得意なのですが

私たちのような独特な立場の独特な悩みは、不得意なようでした。

もちろん、私には、あなたの特有の悩みを、理解できる部分は多いと思います。

そう思ってもらえたら、愚痴を言いに来てもらうのも、OKです。

旦那さんとの会話で

「私は何も評価されていない」

「大変だったのに、全然わかってくれない」

と苦しくなったら、一度、スタバやコメダに逃げ込むのもおすすめ。

一旦、距離を取る。

1時間でもいいから、今の辛さから距離をとっても、何も失いません。

お互いが頭を冷静に戻す事ができます。

自営業の妻になってしまうと、気軽に、とくに、ご近所さんには心の中を吐き出す事は叶いません。

これが、自営業者の妻の苦しみでもあります。

とはいえ、夫を完璧な人として扱ってしまうと、仕事で支障が出る場合もあります。

自分の心の苦しみだけの問題なのか?

旦那さんの苦手を、組織の運営として、どこかでフォローしなくてはいけない場合

お客様が困らないためにも、悪い口コミを書かれないためにも、スタッフにフォローを頼まないとならない場合もあるのだけど、夫の尊厳も壊してはならない、この立場の難しさです。

そして、この場合に、少し注意したいのは、夫が怒っているのは、私のせい。

怒らせないように、しているのに、、、

と、よく思うというような場合には

相手の感情と自分の感情、そして責任の範囲が混ざってしまっているのかもしれません。

そんな場合には、辛くなり、苦しくなる回数が多いのに、忍耐力ばかり育ってしまいます。

家事。

子どものこと。

家族の予定管理。

電話やLINEへの対応。

買い物。

人間関係の調整。

誰かが困らないように先回りしていること。

そして、それを全部、

「もし自分以外の誰かにお願いしたら?」

と考えてみます。

掃除をお願いしたらいくら?

事務をお願いしたら?

ホームページの更新は?

経理は?

送迎は?

人間関係の調整まで仕事として誰かに頼んだら?

ひとつひとつは小さく見えても、全部合わせるとかなりの仕事量になることがあります。

それを見た時、

「私、何もしてないわけじゃなかった」

と、少し自分の評価や見え方が変わります。

旦那が褒めてくれなくても、自分で自分をまず評価してあげる事が本当に大切です。

誰にも褒められない日にも、自分の仕事は消えない

ここは、私自身も大切にしているところです。

人から「ありがとう」と言ってもらえるのは嬉しい。

褒めてもらえたら、もちろん嬉しい。

だから、喜んでいい。

でも、

誰にも褒められなかったからといって、今日あなたがやったことの価値までゼロになるわけではありません。

スタッフや旦那さんの代わりに、お客様に怒られたとしても、あなたの価値が減ってしまうわけではありません。

誰かの評価と、

実際に自分がやったこと。

この二つは、分けて考えていい。

禅では、今ここで起きていることを、そのまま見ていきます。

「旦那ばっかり感謝されて虚しい」

そんな感情が出てきたなら、それもまず、そのまま。

追い払わなくていい。

ただ、その感情と一緒になって、

「だから私は価値がない」

というところまで行かなくていい。

感情と、事実を分けてみる。

私は、この練習をするようになってから、ずいぶん楽になりました。

今日、誰にも褒められなかったとしても、

今日やったことは、ちゃんとやった。

まずは自分だけでも、それを知っておく。

それだけでも、誰かからの「ありがとう」だけに、自分の価値を預けなくて済むようになります。

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